富士山麓の土壌に育まれました。じゃがいもパラダイス富士宮。ポテトの魅力を再発見しましょう。

長雨が続いたり、逆に水不足になったり。天候不順によって野菜は品質に影響がでたり値段が高騰したりします。そんな時に役立てほしいのが富士宮市内にある地場野菜の直売所です。富士宮の農家は多品種の野菜を栽培することが多く、一年を通していろいろな野菜を卸しています。今回はここ数年、市場で注目度を高めている「じゃがいも」のトレンドと魅力をご紹介しましょう。じゃがいも(馬鈴薯)の種類を気にしてみると、とても面白い状況になってます。よく知るメークインや男爵を筆頭に、北あかり、インカのめざめ、レッドムーン、こがね丸、マチルダなど。いつの間にこんなに種類が増えたんだろと思うはずです。色味もさまざま、新しい出合いに好奇心も満たしてみてはいかが。 (メイン写真:紅あかり)
バラエティゆたかな各種じゃがいも。BBQやキャンプで利用しない手はないですね。
美味しい「じゃがいも」の産地といえば北海道をイメージするかもしれませんが。日本一高い富士山麓がもたらす自然環境は北海道に通じるものがあります。機会があればぜひ富士宮産のじゃがいもを食べてみてください。

直売所に並ぶ各種のじゃがいも。その時々のめぐり合わせ、出合いもの。

近頃はメークインや男爵に次いで、北あかりの栽培が多い気がします。

インカのめざめ。特長は濃い黄色の果肉。ねっとり甘くサツマイモのような食感。

紅メークインや紅じゃがいもと呼ばれるレッドムーン。粘質で皮が赤い。

紅あかり。デンプンが多くモチモチ。外皮の色が赤っぽい。コロッケに適している。

とうや。洞爺湖が名前のルーツ。デンプン質が少なく煮物に適している。
*じゃがいもだけでなく、地元農家は流行も含め栽培する野菜の品種は変化します。
富士宮で購入した「インカのめざめ」「紅メークイン(レッドムーン)」を調理してみました。



輪切りにし少し水にさらした「じゃがいも」を、スキレット(鋳鉄製フライパン)を使い、オリーブオイルで素揚げ風に焼きあげました。
お好みで塩胡椒バラリ。じゃがいもと油の相性は言うまでもない。シンプルな調理だから品種のちがいを味わえます。
富士宮市内には直売所や地場産品販売施設がたくさんあります
富士山やさいセンター(山宮)、農産物直売所・大富士(外神東町)、農民市場・粟倉店(粟倉)、う宮~な (JA富士宮ファーマーズマーケット、外神)ほか。