2023年07月31日
【第2回富士宮人づくり講座】食育で、食品ロス削減へ

第2回目の開催となった本講座のテーマは「食品ロス」。国内のみならず、国際的に問題視されているトピックのひとつです。
地産地消や食育を推進している富士宮市フードバレー推進協議会の協力のもと、東京農業大学准教授の入江満美先生をお招きして、食物を生育する上で重要な土壌のこと、また日頃の消費行動について正しい知識をお伺いしました。
土と食。身近なことに興味を持とう

午前の部ではクイズや実験をメインに、親子で協力しながら学びを深めていきます。専用のアプリを使用することで、前方のスライド画面と携帯電話の画面が連動。親子で肩を寄せ合い、手元を覗き込む様子が印象的でした。

土壌について学んだあとは、実験タイム。「土は息をしている。嘘か本当か?」というテーマでは、土と砂の入った試験管を使用して、アルカリ性のピンクの紙が土の呼吸によって酸性化し、無色になっていく様子を観察します。

フードバレーを推進するわたしたちにとって大切な「土壌と食」について、親子で考えてもらえるきっかけとなりますように。
深刻なフードロス問題。“知ること”が、未来に繋がる

講義内では、自分たちの土壌にまつわる知識はもちろんのこと、世界が抱える問題の実情にも目を向け学んでいきます。

国際的な問題となっているフードロスは、これからの子どもたちの将来にも、大きな影響をもたらします。
"知ること"は、未来を変えるための第一歩。大人も子供も、まちに住む一人ひとりが意識を変えることで、わたしたちの未来が変わってゆくことを体感する時間となりました。