2025年03月06日
富士宮市内のプリンが勢揃い!「第2回ふじのみやプリンまつり」を開催
昨年、雨天ながら大好評だったこのイベント。今年は天候にも恵まれ、富士山本宮浅間大社前の神田川ふれあい広場には大勢の人々が集まり大変な賑わいとなりました。
用意されたプリンは、51種類、合計1万7000個!それらが飛ぶように売れた、イベント当日の様子をレポートします。
「ふじのみやプリンまつり」とは?

「ふじのみやプリンまつり」は、富士宮市が開催した、プリンが主役のイベント。
なぜ富士宮市でプリンなのか?
答えは、プリンの主な材料である牛乳と卵が富士宮市の特産品だから。生乳は産出額が県内1位、そして卵は産出額が国内1位なんです。
なぜ富士宮市でプリンなのか?
答えは、プリンの主な材料である牛乳と卵が富士宮市の特産品だから。生乳は産出額が県内1位、そして卵は産出額が国内1位なんです。
今年のプリンまつりに出店したのは、24ブース。「スイーツのまち富士宮」の市内に店舗を構える地元のケーキ店や農場が、富士山麓で生産された高品質でおいしい牛乳、もしくは豊かな環境で育った鶏が生んだ卵を使用したプリンを販売しました。
昔ながらの固めタイプからパティスリーの逸品まで、味もさまざま。 プリンを美味しく食べてもらうことで、富士宮の良質な牛乳と卵を知ってもらい、「スイーツのまち富士宮」を盛り上げていきたい、という思いで企画されました。
昔ながらの固めタイプからパティスリーの逸品まで、味もさまざま。 プリンを美味しく食べてもらうことで、富士宮の良質な牛乳と卵を知ってもらい、「スイーツのまち富士宮」を盛り上げていきたい、という思いで企画されました。
会場はまるでスイーツのテーマパーク!

青空の下、会場内にズラリと並んだテントは、どこから回ろうか迷ってしまうほどのラインナップ。ほとんどのお店の前に、開会前から長い行列ができていました。
開会セレモニーには須藤富士宮市長が駆けつけ、「食のイベントを開催して、富士宮を盛り上げていきたい。今日はお気に入りのプリンを見つけて、ぜひ店舗にも足を運んでください」と挨拶されました。
富士宮菓子工業組合長である「新月堂」店主の佐野伸一さんより開会宣言が行われ、いよいよプリンの販売がスタートです。
心ときめく注目のプリンたち!
魅力的なプリンが並んだ各ブース。中でも特に注目を集めたのが、イベント限定のプリンを販売した3つのブースでした。
■富士の菓子処 藤太郎(とうたろう)
創業昭和7年の老舗和菓子店「富士の菓子処 藤太郎」の限定プリンは3種類。
「幸せを呼ぶ青い鶏」と呼ばれる岡崎アローカナの卵を使った「アローカナのプリン」は昨年のプリンまつりでも人気だった一品。これに加えて、富士宮産の規格外さつまいもを使った「焼き芋ブリュレ」、地域活性を目指して活動をする富士宮市内の高校生グループ「富士宮高校会議所」とのコラボ商品「マスマス元気芋プリン」が並びました。
「マスマス元気芋プリン」に使われているさつまいもは、富士宮高校会議所がSDGsの実践として開発に携わった「マスマス元肥(げんぴ)」。本来廃棄されてしまうニジマスの残渣を使って育てたさつまいもです。これを一度焼き芋にしてからプリンに仕上げているため、とても甘く味わいも濃厚。新たな富士宮の特産品を目指しているのだそう。
ブースは大行列ができるほどの人気ぶり。開発に携わった高校生たちも駆けつけ、情熱を持って販売に取り組んでいました。
ブースは大行列ができるほどの人気ぶり。開発に携わった高校生たちも駆けつけ、情熱を持って販売に取り組んでいました。
■あさぎり宝山ファーム
今回初出店の「あさぎり宝山ファーム」は、富士山麓の標高1000メートルに位置する養鶏場。放し飼いで育てられる鶏たちは、ストレスなくのびのびと暮らしていて、富士山の雪解け天然バナジウム水を飲むおかげか、その卵は絶品と評判です。
そんなおいしい卵を使った一品は、昔ながらの蒸しプリン。牛乳を使用せず、産みたて卵をたっぷりと使った贅沢仕様。卵の美味しさを存分に味わえる、特別感あふれるスイーツでした。
今回用意された限定プリンは、同社のブランド卵である「富士の名月」と「福が、きた」を使用したもの。
「福が、きた」は英国のコンパッション・イン・ワールドファーミングが主催する「グッドエッグアワード2023」を受賞した高品質の卵。都内の有名ホテルや高級レストランで採用されています。黄身は旨味たっぷりでコクと甘みがあり、卵かけご飯にしても格別。普段は出荷数が限られていますが、イベント当日はブースでも販売が行われていました。
■Sweetee(スウィーティー)
イベントのスタートから終わりまで、ずっと行列ができていたのが、ケーキショップ「Sweetee」のブース。用意されたプリンは2種類で、1つは店の定番人気商品である「ジャージープリン」。「Sweetee」が惚れ込んだIDEBOK(イデボク)のジャージー牛乳をふんだんに使った、2層仕立てのスイーツです。濃厚でコクのあるアングレーズソースの中に生クリームが隠れていて、プリンと一緒に食べれば口の中は幸せいっぱい!
もう1つは、静岡県東部のグルメ情報を発信している人気YouTuber・こぱむんさんとコラボした「ティラミスプリン」。大のティラミス好きであるこぱむんさんと3か月かけて開発したのは、ティラミスとプリンが融合した夢のようなスイーツ。イベント限定というだけあって、絶対に食べたい!という人も多く、開会前から大勢が詰めかけました。
コーヒースポンジとバニラプリンが市松模様になっていて、見た目もおしゃれ。中に忍ばせたコーヒーブリュレが更に美味しさを引き立てます。
ブース横にはこぱむんさんご本人と、お友だちの超盛り君が登場し、1000円以上購入した方には写真撮影やサインのサービスも。会場は大盛り上がりでした。
コーヒースポンジとバニラプリンが市松模様になっていて、見た目もおしゃれ。中に忍ばせたコーヒーブリュレが更に美味しさを引き立てます。
ブース横にはこぱむんさんご本人と、お友だちの超盛り君が登場し、1000円以上購入した方には写真撮影やサインのサービスも。会場は大盛り上がりでした。
「宮ガチャ」でレアグッズをゲットできるスタンプラリーも開催

会場内ではスタンプラリーも開催されました。今年はブースで買い物をすると、スタンプカードが1枚もらえるというスタイル。3枚集めると「宮ガチャ」に参加できます。
景品は、出店した24ブースのプリンの写真があしらわれたキーホルダーという、かなりレアなアイテム。先着300名様でハズレなし。加えて富士宮の特産品である卵や牛乳、富士宮市内の和菓子店が作るどら焼き「宮どら」のアタリ券が入ったガチャもあり、当たった方は大喜び。300名分があっという間に終了しました。
心躍る!オリジナルのプリンアラモードづくり体験

会場の一角では、小学生以下のお子さま限定で、プリンアラモードが無料で作れるワークショップを開催。富士宮市の食育ボランティア「ななくさ会」協力のもと、富士宮をプリンの町にしようというアイディアで、2023年度SDGs甲子園 静岡大会で最優秀賞を獲得した富士宮西高校の生徒たちと一緒に、プリンをデコレーションしました。
まずは「あさぎり宝山ファーム」のプリンの上に生クリームで土台をつくり、その後フルーツやクッキーを自由に飾っていきます。崩れないようにと、子どもたちは真剣です。
まずは「あさぎり宝山ファーム」のプリンの上に生クリームで土台をつくり、その後フルーツやクッキーを自由に飾っていきます。崩れないようにと、子どもたちは真剣です。
フルーツをたっぷり乗せた、豪華なプリンアラモードが完成。ニコニコ顔のクッキーは、高校生が描いてくれました。なめらかなプリンは子どもたちにも好評。楽しそうな笑い声が響いていました。
あなたの推しミルクはどれ?牛乳飲み比べ!

富士宮市内で生産された牛乳の味の違いを楽しむ、牛乳の飲み比べも行われました。
牛乳は朝霧乳業、富士の国乳業、いでぼく、まかいの牧場の各社から提供され、参加者は4種類を試飲。比べて飲んでみると風味や味の濃さの違いがわかります。
参加された方は、「濃いめの味が好き」「さっぱりしているのでゴクゴク飲めそう」など、それぞれ好みの味を見つけていました。
また、午後には今注目の「A2ミルク」の試飲も登場。「A2ミルク」はA2型ベータカゼインのみを含む牛乳のことで、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしてしまう方でも支障なく飲めるのが特徴。成分調整などはしていないので、安心して飲むことができます。
「A2ミルク」は、富士の国乳業といでぼくの2社からの提供。富士宮でもこのような最新の取り組みが行われていることを、来場者に知っていただく良い機会となりました。
ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました。