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2026年03月04日

富士山の恵み、命の水。富士宮の湧水が育む豊かな食文化

/userfiles/images/columns/columns20251204/columns20260205/0003.JPG 富士山に降った雨や雪解け水は、地中でろ過され磨かれた地下水となり、伏流水として富士山のふもとで湧き出します。豊かな伏流水に恵まれた富士宮市では、富士山の恵みを受けて多彩な食文化が育まれてきました。富士山をご神体とする富士山本宮浅間大社には、伏流水が湧くことで知られる湧玉池(わくたまいけ)があり、周辺には水にゆかりのあるスポットやグルメも充実しています。今回紹介するスポットはいずれも浅間大社から徒歩圏内。街歩きを楽しみながら、水の恵みに触れてみませんか。

※各商品の表示価格は2026年2月現在のものです(すべて税込)

富士山の雪解け水が湧出する「湧玉池」

/userfiles/images/columns/columns20251204/columns20260205/0002.JPG 富士山本宮浅間大社の境内にある湧泉「湧玉池」は、富士山に降った雨や雪が地中に浸透し、長い年月をかけて溶岩の隙間を通り、その末端から湧き出た水が池になったもの。毎秒2.4㎘(キロリットル)の水が湧き出ています。水温は一年を通して約13℃、年間を通して水量に増減はほとんどなく、国の特別天然記念物に指定されています。

湧玉池は富士山信仰との関連も深く、室町時代以降に庶民の富士参詣が盛んになると、参詣者はこの池で心身を清めてから山中へと向かったそう。

/userfiles/images/columns/columns20251204/columns20260205/0001.JPG 透き通った高い透明度も特徴で、近くで見ると池の底がくっきりと見えるほど非常に澄んだ美しい風景が見られます。

【施設情報】
富士山本宮浅間大社
住所/富士宮市宮町1−1
電話番号/0544-27-2002
拝観時間/5:00~20:00(季節により異なる)
定休日/無休
料金/境内自由
ホームページ/http://www.fuji-hongu.or.jp/sengen/

神田川に隣接する憩いの場を散策

/userfiles/images/columns/columns20251204/columns20260205/0005.JPG 湧玉池から流れ出た水は、富士宮市の中心部を流れる神田川となり、富士山本宮浅間大社の敷地内には、その神田川の流れを親しめるスポット「神田川ふれあい広場」があります。

春には川沿いに植えられた桜を楽しめ、夏には広場で水遊びを楽しむ子どもたちの姿も見られます。市民や観光客の憩いの場として親しまれており、富士山の眺望と神田川のせせらぎを感じながら、ゆったりと散策を楽しめる広場です。

/userfiles/images/columns/columns20251204/columns20260205/0004.JPG 【施設情報】
神田川ふれあい広場
住所/富士宮市宮町2-19(富士山本宮浅間大社境内)

お宮横丁の井戸で富士山の湧水を飲んでみよう

/userfiles/images/columns/columns20251204/columns20260205/014.JPG 富士山本宮浅間大社へのお参りの前後にぜひ立ち寄りたいスポットの一つが、門前にある「お宮横丁」。
お宮横丁は屋外型のフードコートで、富士宮市のご当地グルメ「富士宮やきそば」や朝霧高原の牛乳を使ったジェラートなど、富士宮や静岡の名産品が楽しめます。

お宮横丁のほぼ真ん中あたりには井戸があり、ここで富士山の湧水を自由に飲むことができます。お宮横丁の店舗に紙コップを置いているので、富士宮やきそばなどのグルメと一緒に井戸水を楽しんでみては。

【店舗情報】
お宮横丁
住所/富士宮市宮町4-23
電話番号/店舗により異なる
営業時間/10:00~16:00(店舗により異なる)
定休日/店舗により異なる
▪スポット記事/お宮横丁

店内に本物の川が流れる「文具の蔵Rihei」

/userfiles/images/columns/columns20251204/columns20260205/0008.JPG お宮横丁から大社通り宮町商店街を150mほど西に向かうと、店舗内に本物の川が流れる店「文具の蔵Rihei」があります。

文具の蔵Riheiは、創業から100年を超える老舗文具店。江戸時代末期に初代が開いた油屋が発祥で、現在は種類豊富な筆記具に加え、日常生活に欠かせない文房具を幅広く取り揃えています。

店内を奥に進むと、小さな橋がかかった小川が流れています。もともと店の裏手に流れていた川を、川をまたいで店舗を改築する際に店内に取り込んだそう。

/userfiles/images/columns/columns20251204/columns20260205/0009.JPG 店の裏庭には、国の登録有形文化財の蔵がありギャラリーとして開放。展示会や個展などに利用されています。

/userfiles/images/columns/columns20251204/columns20260205/010.JPG また、アヒル店長の「がー太」くんもいます。現在4代目のアヒル店長は、その愛らしい姿が人気です。

【店舗情報】
文具の蔵Rihei(りへい)
住所/富士宮市宮町8-29
電話番号/0544-27-2725
営業時間/9:30~18:30
定休日/水曜
ホームページ/https://rihei.co.jp

富士山の伏流水がもたらす、優しい口当たりのお酒

/userfiles/images/columns/columns20251204/columns20260205/0007.JPG 「文具の蔵Rihei」から大社通り宮町商店街を西に進み、大月線と呼ばれる県道414号を北へ歩くと見えてくるのが、富士宮市内にある4酒造のひとつ「富士高砂酒造」です。

「富士高砂酒造」では富士山の伏流水を使って酒造りをしています。主に水と米で造られる日本酒造りにおいて、質のよい水の存在は欠かせない要素の一つです。水は、原料として仕込みに使う以外にも、米を洗ったり原酒に加えたり、幅広い用途に使われます。

/userfiles/images/columns/columns20251204/columns20260205/004.JPG 富士山の伏流水という超軟水を使い、能登杜氏の伝承技術で生み出される富士高砂酒造のお酒。清らかな水と地元静岡の厳選米に加え、伝統的な山廃仕込みなど手間を惜しまない製法によって、やさしい口当たりで米のうま味が際立つ味わいに仕上がっているのが特徴です。

店舗では、富士高砂酒造のお酒をはじめ、売店でしか買えない限定グッズなども販売しています。

/userfiles/images/columns/columns20251204/columns20260205/002.jpg

【店舗情報】
富士高砂酒造売店
住所/富士宮市宝町9-25
電話番号/0544-27-2008
営業時間/9:00~17:00(平日)、10:00~17:30(土日祝)
定休日/1月1日〜3日
ホームページ/https://fuji-takasago.com

ご当地グルメ「富士宮やきそば」にも欠かせない富士山の伏流水

叶屋の「富士宮焼きそば3種盛り12食セット(化粧箱入り)」2,727円

叶屋の「富士宮焼きそば3種盛り12食セット(化粧箱入り)」2,727円 富士高砂酒造から少し北上した場所に位置する「めんの叶屋」は、1948年創業の製麺会社。富士宮を代表するご当地グルメの一つ「富士宮やきそば」で使用される蒸し麺をはじめ、中華麺やうどんなどを製造しています。

富士宮やきそばは、独特なコシの強い麺が特徴の一つですが、通常の麺と異なり、蒸した麺を強制的に冷やして油でコーティングするという独自の製法が用いられています。この麺づくりにも富士山の伏流水は欠かせない存在で、軟水である伏流水を使用することで、素材の味わいが感じられる麺に仕上がるといいます。

叶屋では「余分なものを入れない」をモットーに、添加物を極力使用せず、確かな技術で小麦粉本来の味を生かした味づくりにこだわっています。


国産の豚肉と野菜、青森県産ニンニクを使ったうま味あふれる生餃子。33個入り1,469円

国産の豚肉と野菜、青森県産ニンニクを使ったうま味あふれる生餃子。33個入り1,469円

/userfiles/images/columns/columns20251204/columns20260205/013.jpg 併設の直売店では焼きそばの麺はもちろん、麺やソースが入ったセット商品、餃子などを販売しており、お土産選びにもおすすめです。

【店舗情報】
めんの叶屋
住所/富士宮市宝町15-16
電話番号/0544-23-2940
営業時間/9:00~17:00
定休日/日曜、水曜不定休
ホームページ/https://kanouya.jp/

大豆本来の風味を楽しめる、湧水で仕込むお豆腐

看板商品の「湧玉」

看板商品の「湧玉」 富士宮の豊かな水の恵みを語る上で「和田とうふや」のお豆腐も欠かせない存在です。

和田とうふやは、めんの叶屋から北に少し歩いたところにあります。富士山の伏流水を地下80mからくみ上げ、そのやわらかく、まろやかな軟水で丁寧に豆腐をつくる老舗の豆腐店です。余分なミネラルを含まない富士山の伏流水を使用することで、大豆のうま味や風味を最大限に生かした豆腐に仕上がります。

/userfiles/images/columns/columns20251204/columns20260205/012.JPG 看板商品の「湧玉」は、富士山本宮浅間大社の湧玉池にちなんだお豆腐。ふっくらとした食感の豆腐で、大豆のうま味が広がる味わいが魅力です。絹ごしとも木綿とも異なる風味と食感が特徴で、多くの地元客や観光客に愛されています。

また、油揚げや味がんもなど、富士宮ならではの豆腐加工品も人気です。

【店舗情報】
和田とうふや
住所/富士宮市宝町6-8
電話番号/0544-26-3022
営業時間/10:00~17:30
定休日/日曜

■関連URL

富士宮市役所(4階)農業政策課・食のまち推進室
https://www.city.fujinomiya.lg.jp/1025110000/p002572.html

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