2025年02月25日
ユネスコ無形文化遺産に登録された「伝統的酒造り」。富士宮にある4つの酒蔵で、富士山の名水が生み出すおいしい日本酒と出会う

伝統と革新で人々の心をつかむ、富士宮の日本酒
2024年(令和6年)12月に、日本の「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。すでに登録されている「和食」とあわせて、日本のお酒を楽しむ外国人観光客も増えています。
富士山の豊かな名水はもちろん、良質な酒米が地元で生産されているのも、富士宮が酒蔵の町として名高い理由のひとつ。海外でも高い評価を得ている銘酒から、日本酒を使った新感覚のお酒まで、バラエティに富んだお酒がそろいます。
富士山周辺の観光とあわせて、富士宮の酒蔵めぐりを楽しんでみてください。
富士山の豊かな名水はもちろん、良質な酒米が地元で生産されているのも、富士宮が酒蔵の町として名高い理由のひとつ。海外でも高い評価を得ている銘酒から、日本酒を使った新感覚のお酒まで、バラエティに富んだお酒がそろいます。
富士山周辺の観光とあわせて、富士宮の酒蔵めぐりを楽しんでみてください。
富士宮市の酒蔵(1)富士錦酒造
1688年(元禄元年)の創業以来、地域の資源や人々を大切にし、伝統を守りつつ革新を続ける富士錦酒造。自分たちで田んぼを持ち、酒米から自家生産。「インターナショナルワインチャレンジ」や「フランスKURA Master」など国際的なコンクールで数々の賞を受賞しています。
毎年3月に行われる蔵開きは多くのリピーターが訪れ、およそ1万人もの人が集まる一大イベント。田んぼの休憩所にレジャーシートを敷いて、日本酒や屋台グルメが味わえます。
毎月末の金・土・日曜には、店舗前で、なかなか手に入りにくい生原酒の量り売りイベントが行われ、土・日曜は地元の飲食店やショップが集まる「Yuno Petit Marche(ユノプティマルシェ)」も同時開催。現18代目社長の「日本一愛される蔵になる」という想いのもと、酒造りを通してさまざまな取り組みを行っています。
毎年3月に行われる蔵開きは多くのリピーターが訪れ、およそ1万人もの人が集まる一大イベント。田んぼの休憩所にレジャーシートを敷いて、日本酒や屋台グルメが味わえます。
毎月末の金・土・日曜には、店舗前で、なかなか手に入りにくい生原酒の量り売りイベントが行われ、土・日曜は地元の飲食店やショップが集まる「Yuno Petit Marche(ユノプティマルシェ)」も同時開催。現18代目社長の「日本一愛される蔵になる」という想いのもと、酒造りを通してさまざまな取り組みを行っています。
富士錦酒造 おすすめの日本酒

1974年(昭和49年)に全国に先駆けて、糖類や醸造アルコールを使わない、米だけで醸造する清酒を発売。これが現在の純米酒の礎となっています。
富士錦酒造が得意とする純米酒のなかでも「富士錦 純米酒 青ラベル」は、しっかりとした味とキレを保ち、ふくよかな香りと、甘く上品な後味が広がります。味、香り、キレのバランスが取れた「純米大吟醸 山田錦」は、口当たりが優しく、食中酒にもぴったり。
日本酒のほか、静岡県産の茶葉でつくった「静岡茶焼酎 八十八夜」、フルーティな「富士ブルーベリー酒」などもおすすめです。
富士錦酒造が得意とする純米酒のなかでも「富士錦 純米酒 青ラベル」は、しっかりとした味とキレを保ち、ふくよかな香りと、甘く上品な後味が広がります。味、香り、キレのバランスが取れた「純米大吟醸 山田錦」は、口当たりが優しく、食中酒にもぴったり。
日本酒のほか、静岡県産の茶葉でつくった「静岡茶焼酎 八十八夜」、フルーティな「富士ブルーベリー酒」などもおすすめです。
富士錦酒造(ふじにしきしゅぞう)
住所/富士宮市上柚野532
電話番号/0544-66-0005
営業時間/8:00~17:00
定休日/土・日曜、祝日(毎月最終土・日曜は営業)、夏期、年末年始
酒蔵見学/可(無料、電話にて要予約)
公式ホームページ/https://www.fujinishiki.com/
電話番号/0544-66-0005
営業時間/8:00~17:00
定休日/土・日曜、祝日(毎月最終土・日曜は営業)、夏期、年末年始
酒蔵見学/可(無料、電話にて要予約)
公式ホームページ/https://www.fujinishiki.com/
富士宮市の酒蔵(2)牧野酒造

創業は1743年(寛保3年)、280年以上の歴史を誇る牧野酒造。豊かな富士山の恵みと、能登杜氏の伝統の技による、ていねいな酒造りを真摯に守り続けています。田園地帯の中にある黒塀に囲まれた酒蔵と富士山の景観は、2018年(平成30年)「第6回富士宮市景観賞」の最優秀賞に選ばれました。
「富士山」「白糸」「あさぎり」「富士の巻狩り」といった商品名も、富士宮らしさにあふれています。北斎の浮世絵ラベルや、富士山型の「クリスタル富士山」など、おみやげやギフトに最適な商品も充実しています。
「富士山」「白糸」「あさぎり」「富士の巻狩り」といった商品名も、富士宮らしさにあふれています。北斎の浮世絵ラベルや、富士山型の「クリスタル富士山」など、おみやげやギフトに最適な商品も充実しています。
牧野酒造 おすすめの日本酒

厳選された酒米を磨き、まろやかな富士山の伏流水で仕込んだ「純米吟醸 富士山」は、スッキリとした味と香りで、料理との相性も抜群。「特別純米酒 富士山」は、2023年(令和5年)のスペイン政府公認のコンクール「CINVE」において、日本酒の部で銀賞を受賞しました。
加熱処理をしていない「しぼりたての生原酒 しらいと」は、日本酒本来のフレッシュで濃厚な味わいが楽しめます。
清酒 富士山をつかった「地酒まんじゅう富士山」は、お茶はもちろん、お酒のおつまみにもぴったり。甘酒が簡単につくれる「甘酒パウダー富士山」も人気です。
加熱処理をしていない「しぼりたての生原酒 しらいと」は、日本酒本来のフレッシュで濃厚な味わいが楽しめます。
清酒 富士山をつかった「地酒まんじゅう富士山」は、お茶はもちろん、お酒のおつまみにもぴったり。甘酒が簡単につくれる「甘酒パウダー富士山」も人気です。
牧野酒造(まきのしゅぞう)
住所/富士宮市下条1037
電話番号/0544-58-1188
営業時間/9:00~16:00
定休日/土・日曜不定休、年末年始
酒蔵見学/可(無料、電話にて要予約)
公式ホームページ/https://www.makino-shuzo.com/
電話番号/0544-58-1188
営業時間/9:00~16:00
定休日/土・日曜不定休、年末年始
酒蔵見学/可(無料、電話にて要予約)
公式ホームページ/https://www.makino-shuzo.com/
富士宮市の酒蔵(3)富士高砂酒造

1830年(天保元年)創業、富士山本宮浅間大社のすぐ西側にある富士高砂酒造。富士山の伏流水と能登杜氏の伝承技法による、伝統の「山廃仕込み」を大切にしています。
酒蔵で酒造りを見守るのは、かつて富士山に安置されていた仏像。酒蔵の見学も受け付けていて、江戸時代から受け継がれてきた道具類や酒造りの工程とあわせて、この仏像を拝むことができます。
日本酒だけでなく、山廃仕込みのお酒を使った梅酒やゆず酒などのリキュールも充実しています。地元の牧場「いでぼく」とコラボしたヨーグルト酒は、マイルドで飲みやすく、おみやげに好評です。
酒蔵で酒造りを見守るのは、かつて富士山に安置されていた仏像。酒蔵の見学も受け付けていて、江戸時代から受け継がれてきた道具類や酒造りの工程とあわせて、この仏像を拝むことができます。
日本酒だけでなく、山廃仕込みのお酒を使った梅酒やゆず酒などのリキュールも充実しています。地元の牧場「いでぼく」とコラボしたヨーグルト酒は、マイルドで飲みやすく、おみやげに好評です。
富士高砂酒造 おすすめの日本酒

蔵独自の酒母で醸した山廃仕込みのお酒は、米の旨みが最大限に引き出され、優しい甘みと爽やかな酸味のバランスがとれた奥深い味わい。
「高砂 山廃純米辛口」は、2019年(令和元年)・2022年(令和4年)・2024年(令和6年)に「インターナショナルワインチャレンジ」の金賞を受賞。高砂山廃でしか表現できない、口当たりがよく複雑な味わいが酒通をうならせ、世界に認められました。
静岡県産山田錦を全量使用した「高砂 山廃純米吟醸」も、「インターナショナルSAKEチャレンジ」と「インターナショナルワインチャレンジ」の金賞を受賞。力強い旨みとやわらかな甘みが特徴で、和食と相性のいい日本酒です。
「高砂 山廃純米辛口」は、2019年(令和元年)・2022年(令和4年)・2024年(令和6年)に「インターナショナルワインチャレンジ」の金賞を受賞。高砂山廃でしか表現できない、口当たりがよく複雑な味わいが酒通をうならせ、世界に認められました。
静岡県産山田錦を全量使用した「高砂 山廃純米吟醸」も、「インターナショナルSAKEチャレンジ」と「インターナショナルワインチャレンジ」の金賞を受賞。力強い旨みとやわらかな甘みが特徴で、和食と相性のいい日本酒です。
富士高砂酒造(ふじたかさごしゅぞう)
住所/富士宮市宝町9-25
電話番号/0544-27-2008
営業時間/平日9:00~17:00、土・日曜、祝日10:00~17:30
定休日/1月1日・2日
酒蔵見学/可(無料、要予約、詳細はホームページを参照)
公式ホームページ/http://www.fuji-takasago.com/
電話番号/0544-27-2008
営業時間/平日9:00~17:00、土・日曜、祝日10:00~17:30
定休日/1月1日・2日
酒蔵見学/可(無料、要予約、詳細はホームページを参照)
公式ホームページ/http://www.fuji-takasago.com/
富士宮市の酒蔵(4)富士正酒造

1866年(慶応2年)創業、富士宮市の上野地区で146年間酒造りを続け、2012年(平成24年)に朝霧高原に移転した富士正酒造。富士山の麓、標高900mの朝霧高原は、空気がよく水がきれいで酒造りに最適。新たな場所で、新しい酒造りに取り組んでいます。
店舗は「あさぎりフードパーク」内にあり、ドライブや観光がてら気軽に立ち寄りやすい場所。季節のおすすめのお酒を無料で試飲でき、おいしい飲み方のコツなども教えてくれます。
蔵元手づくりの甘酒が味わえるのも店舗ならでは。また、低アルコールのリキュールやスピリッツなど、日本酒以外のお酒も楽しめます。
店舗は「あさぎりフードパーク」内にあり、ドライブや観光がてら気軽に立ち寄りやすい場所。季節のおすすめのお酒を無料で試飲でき、おいしい飲み方のコツなども教えてくれます。
蔵元手づくりの甘酒が味わえるのも店舗ならでは。また、低アルコールのリキュールやスピリッツなど、日本酒以外のお酒も楽しめます。
富士正酒造 おすすめの日本酒

店頭で冷蔵タンクから直接瓶詰めする「オーダーボトリング」。しぼりたての生原酒は風味と香りが抜群! お酒の種類は3か月ごとに変わるので、限定の味を季節ごとに楽しめます。
純米大吟醸と国産の柚子果汁を使った「ワタシの柚子酒」は、2024年(令和6年)の「シンガポール酒チャレンジ」で最高賞を、「ルクセンブルク酒チャレンジ」ではプラチナ賞を受賞しました。日本酒が苦手な人でも飲みやすいよう苦みがおさえられ、柚子のスッキリとした酸味が広がります。
純米大吟醸と国産の柚子果汁を使った「ワタシの柚子酒」は、2024年(令和6年)の「シンガポール酒チャレンジ」で最高賞を、「ルクセンブルク酒チャレンジ」ではプラチナ賞を受賞しました。日本酒が苦手な人でも飲みやすいよう苦みがおさえられ、柚子のスッキリとした酸味が広がります。
富士正酒造(ふじまさしゅぞう)
住所/富士宮市根原450-1 あさぎりフードパーク内
電話番号/0544-52-0313
営業時間/9:30~16:00
定休日/12~2月は木曜(年末年始は営業)、3~11月は無休
酒蔵見学/可(要予約)
公式ホームページ/https://www.fujimasa-sake.com/
電話番号/0544-52-0313
営業時間/9:30~16:00
定休日/12~2月は木曜(年末年始は営業)、3~11月は無休
酒蔵見学/可(要予約)
公式ホームページ/https://www.fujimasa-sake.com/